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BAO(Business Analytics & Operations)を立ち上げました!

Hubbleでは、The Modelをベースにビジネスサイドの組織を作っているのですが、今年から『Business Analytics & Operations(BAO)』というチームが新設されました!

Hubbleならではのチームなので、このnoteではBAOが設立された背景や現在のミッションなどをお伝えします。そもそもThe Modelについて気になる方は、こちらのnoteをご覧ください。

BAOが立ち上がった背景

BAOは、一言で表現すると『データをビジネスの武器にする』ポジションです。この役割が2022年の10月頃から「必要だ」と議論され始めました。その議論が始まった理由は主に2つあります。

1つ目は、データを共通言語として活用し、The Model型組織の全体最適を図りたいということ。

先に述べたように、HubbleのビジネスサイドはThe Model型組織をベースにしています。The Modelではメリットとして「営業プロセス内の課題が見つけやすい」「各部門の専門性・効率性が向上する」などが一般的に挙げられますが、「チームごとの最適化が全体最適化を阻害する」というデメリットもあります。

Hubbleではかねてからチーム同士のコミュニケーションや連携を重視してきましたが、The Modelのデメリット面が徐々に顕在化しました。各チームの主戦場となる業務ツールは、重複する部分もあれば異なる部分もあり、それらを横断的に理解し、データを統合して各チームと連携をとる役割が必要だと感じていました。

2つ目は、戦略や事業開発において、よりデータドリブンな意思決定を促進したいということです。チーム間で統合されたデータは、The Model型組織の全体最適化だけではなく、事業開発や営業戦略のPDCAサイクルにも役立ちます。

2022年にBizDevメンバーが加わり、営業戦略やプライシングなどの分野でデータ活用が進みました。この方向をより強化していけないかと模索していました。

BizOpsではなく『BAO』である理由

「Business Analytics & Operations」は、Hubbleで独自に命名したポジション名です。

立ち上げ当初は「BizOps」といったポジション名も候補にあがっていました。BizOpsという言葉の定義は様々ですが、Hubbleのポジションにおいてはオペレーションを「業務のやり方」というよりも「データの蓄積の仕方」と捉えることにしました。

データの分析や活用を主眼に置き、オペレーションはその重要な手段のひとつであるというスタンスを明確にするためにも、「Business Analytics & Operations」と命名しています。

BAOのチームミッションと業務領域

ミッション

BAOのミッションは、データ活用と最適なオペレーション構築を通じて、ビジネス部門チームの生産性や成果を最大化することです。
あえて幅を持たせて少し抽象的に設定したミッションなので、より具体的な業務領域やイメージを説明していきます。

業務領域

現在の業務領域には、データの統合・可視化・分析を中心に、その前後のオペレーションの企画や各チームとのコミュニケーション、戦略・事業開発上のイシューへの関与などが含まれます。


大まかなイメージとしては図のように、

A:プライシングやターゲット戦略など、戦略や事業開発上のイシューに対して、データ視点から取り組む

B:日々のオペレーションから蓄積するデータをETL・BIツールを活用しながら統合・可視化。事業の数字の動きを俯瞰しながら、各チームのKPI達成が全体最適につながるよう提案

C:AやBにおけるデータ活用をイメージしたオペレーションを企画し、SFAやMAツールに落とし込む

こうしたサイクルやフィードバックを回していくイメージです。


BAOで使用している、各チームの実績推移をまとめた表

チームの設立を、新卒2年目が担った理由

CS時代の渡邊(左から二番目)

一通りBAOの役割についてお伝えしましたが、BAOは新卒2年目の渡邊が立ち上げ・推進をしてきました。

BAOが立ち上がった背景として、『2022年の10月頃から「必要だ」と議論され始めました。』と先ほどお伝えしましたが、この議論をしていたのがビジネスチーム全体を管掌するCLOの酒井と、新卒2年目で当時カスタマーサクセス(以下CS)を担当していた渡邊でした。

シリーズBを目指す組織では、「ビジネスの再現性やスケーラビリティ」が重要です。元々SQLが得意で、CSチームでRedashを導入してプロダクトの利用状況を可視化するなどの取組みを行っていた渡邊が、こうしたポジションが必要なのではないかと名乗りをあげました。

酒井からも後押しがあり、「will」「can」「need」がうまく噛み合った結果、推進を任せていくこととなりました。

BAOのやりがい


2023年4月現在、BAOというチームを立ち上げて推進してきて3ヶ月ほど経ちました。ここで、現時点で感じている「BAOのやりがい」について聞いてみました。

  • 事業の動きを肌で感じるリアルとスリル。
    毎日リアルな事業全体の数字の動きと対峙しながら、ボトルネックやポテンシャルはここにあるのではないかと仮説を持ち、どんどんトライするチャンスがあります。

  • より良いチームを作りあげる喜び。
    Hubbleが掲げている「圧倒的顧客理解」や「プロダクトへの矜持」といった指針に加えてデータというコミュニケーションの共通言語が浸透することで、より底力のあるチームになっていくのではないでしょうか。CSとして培った感覚でバランスを取りながら、より良い組織文化を作っていけるのではと考えています。

  • 知的好奇心を満たす面白さ。
    元々プログラムを書いて業務を自動化したり、SQLでRDB上のデータを自在に加工したりするのが好きでした。現在もSalesforceやTableauの扱い方を日々勉強しながら活用法を探っており、その面白さを感じています。

など、細かいこともあげればまだまだあるようです。

「ただ、やりがいと同じくらい、大変なこともあります。一番は見る範囲が非常に広いということ。事業成長に効くレバレッジを見極めて優先順位をつけながら、経営や事業判断に貢献していくことを目指しています。」

会社の成長に個人のwillやcanがいい形でシンクロしていくよう、成長を期待しています!

・・・

Hubbleはwillを実現できる環境

最後に。今回BAOを立ち上げたのは会社としての課題解決のためではありますが、「自身がやりたいと思っていた」というのもチームの立ち上げを任せたきっかけです。もちろんやりたいだけではできないこともありますが、will・can・needがうまく噛み合うことで、既存の業務にとらわれず、スキルや経験を広げていく環境が、Hubbleにはあります。

スタートアップだからこそ、やれることややらないといけないことは正直多いです!(笑)こんな環境で働くことに興味があるという方は、ぜひ話を聞きにきてください!

書いた人:しらき なお(@naxano__
編集:渡邊(@shogo_embokoir


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